最近の家出少女は、昔のように親への反抗心や世間への主張などといった衝動の結果家出をしているというわけではなく、ただ自分が楽しんでいたいという理由で家出をしてるということを覚えておかなければいけません。
昔の家出が大人に対する抵抗の手段だとするならば、最近の家ではただ遊びたいという軽い欲求に基づいたものなのです。
夜に出歩くというのは、少年少女にとってはとてもスリル溢れる体験ですよね。
普通は寝ている時間に出歩いて遊んでいるという行為に対していつもは感じられない刺激を見出す少女もいるでしょうし、夜という独特の雰囲気で自分を解放させているという面もあるのかもしれません。
家出少女たちにとって、家出とは遊びの延長にあるものなのです。
家に帰らずにもっと楽しいことを見つけたい。
刺激が欲しい。
そんな感情から少女たちは家出をするのです。
ですから、家出に対して少女はただ自分の欲求を満たしたいと思っているだけで、罪悪感などはほとんど感じられません。
ここは昔の家出との大きな差異であるといえます。
同じ言葉で「家出」と言っていても、その意味がぜんぜん違うものになってしまっているのです。
さらに、現代の少女は家出をすれば携帯電話の充電というものをまず重要視するという現実的な面もあります。
携帯電話は彼女たちのとって唯一のコミュニケーションツールなのですから、携帯電話が使えない状態になれば彼女たちから言えば世界から断絶されたのも同じなのです。
携帯電話を持っているということが常識になっている少女たちは、私たち大人が考える以上に携帯電話というものに依存して生きているのです。
メールの内容や返信の遅さなどの理由で友達とケンカすることもあるくらいですから、携帯電話のバッテリーが切れてしまうというのは友達のグループから離れているのと同じ状態なのです。
それを防ぐために、彼女たちは常にカバンに充電器を入れて家出をしているのです。